
Q: 新NISAでオルカンをコツコツ積み立てているのですが、会社の企業型DCはずーっと入社時の「定期預金」のまま放置していました…これってやっぱり大損してますか?(白目)

A: 結論から言うと、インフレ時代に定期預金放置は実質目減りのリスク大!でも、落ち込まなくて大丈夫。IDを探し出して「1回スイッチング(預替え)」するだけで、20年後の退職金が数百万円変わるリアルな見直し手順をサバサバまとめました!
こんにちは、投資歴19年のアラフォーワーママ、メイメイです。
「新NISAは毎月必死にオルカン(全世界株式)を積立設定しているのに、会社で毎月天引きされている企業型DC(企業型確定拠出年金)は、利息0.01%の定期預金に眠ったまま…」
……うん、それ。激しく分かります。というか、それ完全に「底の抜けたバケツで必死に水を汲んでる状態」なんですよね(白目)。
でもね、最初に言っておきますが、自分を責める必要はまったくありません!
偉そうなことを言っている私自身、なんなら前の会社を辞めるときに書類を整理していて、初めて「えっ、私って企業型DCやってたの!?」と気づいた筋金入りの放置組でした(遠い目)。
新入社員の頃って、目の前の仕事を覚えるだけで頭も心もキャパオーバーじゃないですか。入社オリエンテーションで配られた確定拠出年金の分厚いパンフレットなんて、右から左へ聞き流して引き出しの奥底に封印するのが普通です。
退職するときに同期に「ねえ、DCどうしてた?」って聞いたら、同期も「え、何それ?知らんかった」って言ってて、揃いも揃って10年近く放置していたという……。
その時の私の残高は100万円以下。しかも当時は相場があまり良くなかったこともあって、退職の手続きついでに全部現金化して売っちゃったんです。
ついでに持っていた会社の「社員持ち株」も一緒に売却してしまったんですが、今となっては「あの持ち株、売らずにそのまま持ってたら今ごろすごい金額になってたのに……!」と、枕を濡らすレベルで大後悔しています(笑)。
だからこそ、この記事を読んでいる皆さんには同じ後悔をしてほしくないんです!
まずは会社のメールや引き出しをひっくり返して、「自分が企業型DCに入っているか」「何で運用されているか」を確かめることから始めましょう。
👉 【関連記事】第7回:【選択制DC】社会保険料が安くなる裏ワザ!将来の年金が減る罠と「転職ママ」の最適解

【現実逃避の代償】企業型DCを「元本確保型(定期預金)」で放置すると何が起きる?
【結論】インフレ時代に元本確保型の放置は「実質目減り」!年利0.01%と年利5%では、20年〜30年後の受取額に数百万円の格差が生まれます。
「元本確保型って名前なんだから、元本割れしないなら別に損はしてないでしょ?」と思っていませんか?
デフレの時代ならそれでも良かったかもしれません。でも、モノの値段が毎年2〜3%上がっていく今のインフレ時代において、利息が0.01%〜0.05%程度しかつかない定期預金にお金を置いておくのは、「お金の価値が目減りしていくのをただ眺めているのと同じ」なんです。
厚生労働省の検討会資料などによると、企業型DCで「加入者が運用商品を選ばなかった時の初期設定(指定運用方法)」を定めている事業所は約49%にのぼり、その多くで定期預金などの元本確保型が選ばれています。
業界の調査でも、加入者の約2割が元本確保型だけで運用しており、一度も運用商品を見直したことがない(スイッチング未経験)人は約6割というデータもあるほど。つまり、日本の会社員の半数以上が「会社任せで眠らせている」のが現実なんです。
では、実際にどれくらいの差がつくのか。リアルな数字で比べてみましょう。
仮に毎月2万円(年間24万円)を会社から20年間積み立てたとします(拠出元本:480万円)。
| 運用利回り | 20年後の資産額 | 運用益(増えた分) |
|---|---|---|
| 年利 0.01%(定期預金) | 約480.5万円 | +約5,000円 |
| 年利 5.0%(世界株投信の目安) | 約822.1万円 | +約342.1万円 |
……どうですか、この差(白目)。
20年後の退職金で、「340万円以上」の差が開く計算になります。もしこれが30年間の積立なら、差額は700万円〜800万円規模にまで広がります。
新NISAで月数千円〜数万円を必死に節約して積み立てている一方で、会社が用意してくれた退職金の数百万の果実をスルーしているとしたら……本当にもったいないですよね。

【違いを3分で理解】「配分変更」と「スイッチング」って何が違うの?
【結論】「これからの掛金」の買い先を変えるのが配分変更、「これまでに貯まった既存資産」を買い替えるのがスイッチング!
重い腰を上げて管理画面にログインした人が、最初につまずくのが専門用語の壁です。
画面を開くと「配分変更」と「スイッチング(預替え)」という似たようなボタンが並んでいて、「どっちを押せばいいの!?」とフリーズしてしまうママが続出します。
この2つの違いは、めちゃくちゃシンプルです。
① 配分変更(これからの設定)
来月以降、新しく会社から拠出される掛金で「何を買うか」の割合を変更すること。
例:「来月天引きされる2万円からは、定期預金じゃなくて外国株式を100%買う設定にする」
② スイッチング(これまでの設定)
これまでの数年〜10年間で、すでに定期預金に積み上がってしまった「過去のお金」を売却して、別の投資信託に預け替えること。
例:「いま定期預金に入っている150万円を解約して、全世界株式インデックスを買い直す」
そう、多くの人が「配分変更」だけやって満足してしまうのですが、それだと「過去に貯まった数百万円が定期預金のまま取り残される」ことになります。
底の抜けたバケツを塞ぐには、「配分変更」でこれからの掛金を投資信託に向けるだけでなく、「スイッチング」で眠っている過去の預金を叩き起こして買い替える作業が絶対に不可欠なんです。
そして企業型DCの最大のメリットは、「スイッチングで商品を売買しても、利益に税金が一切かからない(非課税リバランス)」という点です。
通常の証券口座なら利益の約20%が税金で引かれますが、DC口座の中なら何度預け替えても税金ゼロ.この神ルールを使わない手はありません!
👉 【関連記事】第4回:NISAとiDeCoどっちが先?「60歳まで引き出せない」を逆手に取ったワーママ流・建て替え資金の作り方

【ズボラ主婦でもできた】重い腰を上げてスイッチングする「3ステップ」
【結論】ID発掘→低コストインデックス選択→一括(または分割)預替えの3ステップ!一度やれば20年放置でOKです。
ここからは、ズボラなワーママでも迷わずできる具体的な実行手順をまとめました。
ステップ①:引き出しの奥から「ID・パスワード」を発掘する(再発行も怖くない)
「管理サイトのログインIDとパスワードを見つけ出すこと」です(笑)。
会社の企業型DCは、運営管理機関(JIS&Tや日本レコード・キーピング・ネットサービス、大和証券、みずほ、三井住友信託など)から年に1回届く「お取引状況のお知らせ」などのハガキや封筒にIDが記載されています。
「そんな紙、どこにあるか分からない!」という場合も焦らなくて大丈夫.ログイン画面の「ID・パスワードをお忘れの方」から再発行申請をするか、会社の総務・人事担当に「DCの加入者番号を確認したい」と聞けば数日で再発行してもらえます。
ステップ②:商品一覧から「信託報酬が低い外国株式・全世界株式」を見つける
ログインできたら、商品ラインナップを開きます。
ここでよくある疑問が、「新NISAで買っている『eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)』が商品一覧にないんだけど!?」という問題。
企業型DCは会社ごとに選べる商品が20〜30本程度に厳選されているため、全く同じ商品名がないことも多いです.でも安心してください。
探すべきは、以下の条件を満たす商品です。
・資産クラス:「海外株式」「外国株式」「全世界株式」と書かれているもの
・運用スタイル:「インデックス型」(特定の指数に連動するもの.MSCIコクサイ連動など)
・信託報酬(手数料):年率0.1%〜0.2%台など、ラインナップの中で最も手数料が低いもの
実は私自身、iDeCoの口座で去年(2025年)に大掛かりなスイッチングを実行しました。
始めた当初は、米国ハイイールド債や海外REIT、ゴールド、全世界株、バランス型など、色々な商品を面白がって組み合わせていたんです.それぞれの成績も+40%〜+120%超えと決して悪くありませんでした。
ウェ、毎月のように各銘柄の騰落率を見て「今月はREITが下がったな」「ゴールドが上がったな」と一喜一憂するのが、だんだん猛烈にめんどくさくなってきたんです(ズボラ爆発)。
「もう全部オルカン1本で良くない!?(白目)」
そう思って、去年保有資産をほぼ全額「楽天・オールカントリー」へスイッチングしました。
結果、現在の私のiDeCoは時価評価額約290万円、評価損益+約110万円(運用利回り14.29%)!資産の99%がオルカンという超絶シンプルなポートフォリオですが、銘柄チェックのストレスから完全に解放されて、めちゃくちゃスッキリしました。
ステップ③:一度に全額預替える?それとも分割する?
「今まで定期預金にあったお金を、一度に全部株に移して、明日暴落したらどうしよう…」
分かります.まとまった金額をスイッチングするときは勇気がいりますよね。
もし不安なら、「今月は30万円、来月は30万円」と数回に分けてスイッチングしても全く問題ありません。
ただ、投資歴19年の私の個人的な本音を言えば、「今後15年〜20年以上引き出さないお金なら、サクッと一括で預替えて即気絶」が一番おすすめです。
何回かに分けると、その都度ログインして手続きする手間が発生して、途中で「今月相場が高いからやめとこうかな…」と余計な感情が入り込んで挫折しがちだからです。
一度設定を終わらせてしまえば、あとは定年までログインすら忘れて放置して大丈夫.それがインデックス投資の最大の強みです。

【素朴な疑問】会社で天引きされてるのに、同僚や会社にバレたりしない?
【結論】自分がどの運用商品を選んでスイッチングしたかは、会社にも上司にも一切通知されません.完全プライベートです!
「会社の年金制度だから、リスクのある株にスイッチングしたら総務や上司にバレるんじゃないか…」と心配するママもいますが、それは完全な誤解です。
事業主(会社)が把握しているのは、「誰に毎月いくらの掛金を拠出しているか」という制度の管理情報だけ。
加入者がどの商品を選び、いつスイッチングしたかといった運用の詳細データは、運営管理機関とあなた個人との間で厳重に管理されているため、会社側に筒抜けになることは一切ありません。
誰に気兼ねすることもなく、自分と家族の将来のために堂々と最適な配分を選んで大丈夫ですよ!
👉 【関連記事】第10回:投資歴19年のリアル資産配分|NISAオルカン+個別株の「どんぶりポートフォリオ」公開

まとめ:パスワードを再発行した人から、未来の退職金が変わる
企業型DCの見直しは、部屋の大掃除と同じです。
始めるまでは「パスワードどこだっけ…」「手続きめんどくさいな…」と気が重くて仕方がないけれど、一度やってしまえば「なんでもっと早くやっておかなかったんだろう!」と視界がパーッと明るくなります。
・まずは自分が企業型DCに加入しているか確認する
・「配分変更」でこれからの掛金を外国株インデックスへ
・「スイッチング」で眠っている過去の定期預金を叩き起こす
たったこれだけのアクションで、10年後、20年後に受け取る退職金が数百万円変わる可能性があります。
新NISAで投資の第一歩を踏み出したあなたなら、企業型DCの設定なんて朝飯前のはず。
今日の夜、子どもたちが寝静まったあとの15分で、ぜひ引き出しの奥のパスワードを探してみてくださいね!
👉 🛍️ 【無料相談:貯蓄の無料相談サイト「ガーデン」】
「うちの会社の企業型DC、商品ラインナップが多すぎて何を選べばいいか分からない」「退職金やiDeCoも含めて、老後資金のトータルバランスをプロに一度見てほしい」という方は、お金の無料相談サービスを活用して客観的なアドバイスをもらうのもおすすめですよ。
参考資料・公式情報
・厚生労働省:確定拠出年金制度の運用改善等に関する有識者懇談会 https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-nenkin_129221_00002.html
・厚生労働省:確定拠出年金制度の概要 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/nenkin/nenkin/kyoshutsu/gaiyou.html

