
Q: ニュースで『新・178万の壁』ってよく聞くし、これからは150万くらいまでシフト増やしても大丈夫なのかな?手取りがいっぱい増えるなら嬉しいんだけど…!

A:うん、それ。期待しちゃいますよね。でも、ちょっと待って!『178万』は主に所得税の話で、社会保険とは別軸なんです。一番怖い『社会保険の壁』を忘れて年収150万を目指すと、実は手取りが伸び悩む『魔の働き損ゾーン』にハマってしまうかも。投資歴19年の私が、リアルな数字の目安と、一番賢い立ち回り方をお話ししますね。
「150万まで働ける!」と喜ぶママ友。でも現実は…?
こんにちは、投資歴19年のアラフォーワーママ、メイメイです。
暖かくなってきましたね。
先日、出社後になんかチクチクするなぁと思って服をめくったら、結構大きめの虫さんに無断で侵入されていまして。未だに精神的な支障をきたしております。
あ~もうそんな季節ですね・・・
さて。新学期も始まり、ママ友とカフェでランチをしていた時のこと。
話題は、仕事の話になり、「税金の壁が178万になるなら、年収150万くらいまでシフト増やしちゃおうかな♪」と、彼女はとっても嬉しそうでした。
最近、ニュースでも「年収の壁」の話題で持ちきりですよね。 手取りが増えるかもしれない、という期待感。でも、ずっと正社員(2号)で社会保険料の重みを知っている私としては、少しだけ心配になったんです。
「それ、社会保険の壁はどうするつもり……?(白目)」と。

【事実】「178万」は税金の話。一番怖いのは「社会保険の壁」
ここが一番の落とし穴なんですが、「178万円」というのは主に「所得税の負担ラインの見直し」の話であり、社会保険の壁とは別軸なんです。
実は、パートママにとって家計へのインパクトが一番大きい「社会保険の壁」は、今のところそのまま残っています。(※勤務先の規模等によりますが106万円前後、または一般的な130万円の扶養ライン)
つまり、税金の壁だけを見て年収を上げすぎると、あるラインで突然「社会保険料」という強敵が現れて、手取りをゴリッと削っていくことになります。
どうせ引かれるなら「いくら」稼げばいい?魔の働き損ゾーン
「じゃあ、社会保険料を引かれても、手取りがプラスになるにはいくら稼げばいいの?」って思いますよね。 実は、ママ友の言っていた「150万」というのは、一番注意が必要な数字なんです。
あくまで一例ですが、リアルな数字の目安で考えてみましょう。 もしあなたが「130万円の壁」のギリギリ手前(129万円)で働いていた場合、手取りは120万円台後半になります。
しかし、壁を超えて社会保険に加入すると、健康保険と厚生年金が引かれ、手取りが大きく下がる(場合によっては20万円前後減ることも)ことになります。 減った手取りを元の水準に戻したい!と思って働きまくった場合、手取りを回復させるための分岐点は、額面で「約153万円〜160万円前後」が目安と言われています。
※社会保険の加入条件や保険料率は勤務先や地域によって異なります。
つまり、年収130万台〜150万前後は、手取りが伸びにくい「魔の働き損ゾーン」になりやすいんです。条件によっては、時間を削ってシフトに入っても、ほとんど手取りが増えないケースもあります。「年収150万にしよ♪」が、いかに危ない勘違いか分かりますよね。
さらに「投資の利益」まで狙われている!?
さらに、これは「実はね……」という未来の話ですが。 今、国では「特定口座での投資の利益」も社会保険料の計算に入れようか、という議論が進んでいます。
※現時点では影響はありませんが、将来的には「投資で儲かったから扶養外してね」と言われるリスクがゼロではありません。せっかく家計のために始めた投資が、自分の首を絞めることになったら悲しいですよね。
【結論】制度に振り回されない「自分専用の出口」を持っておこう
「じゃあ、結局どうすればいいの!?」って思いますよね。
壁を気にしてシフトを抑えるか、働き損ゾーンを抜けるまでガッツリ働くか。制度はコロコロ変わるし、壁の高さも国次第です。 だからこそ、私は「社会保険や税金のルールの影響を受けにくい場所」で資産を育てるのをおすすめしています。
それが、NISAです。
制度は変わるけど、資産の作り方は自分で選べる
NISAの利益は、現行制度では所得に含まれません。つまり、今後の社会保険料の見直し議論でも「対象外」とされています。現行制度では影響を受けません。 これなら、178万だ130万だと一喜一憂せずに、安心して自分の城を大きくしていけます。
国の決める「壁」に右往左往するより、ルール変更の影響を受けにくい「最強の盾」をコツコツ育てる方が、結果的に心も家計も安定します。
まだ特定口座で迷っているなら、今こそ「NISA一択」で、自分だけの安全地帯を作ってみませんか?


